EVEシリーズ (C'sware)

EVEシリーズを始めてプレイしたのはセガサタ版。
声優の子安武人さんのファンで、しかも探偵モノときたら私が気にならないワケがない(ぇ

初めは単なる推理モノのゲームと高をくくっていたが、コレ、かなり奥深いゲームなんですよね。

EVEシリーズは色々あって、現在までに5作品をプレイしました(現在6作品目が出ていますが、
残念ながらまだプレイしていない)。

このゲームはマルチサイトシステムなっていて、2人の主人公のそれぞれの視点で
ゲームをスタートします。
マルチサイトシステムとは、2人の視点を切り替えながら進めていくシステムで、一方
のストーリーだけでは、話が進行しないというものです。
2人の主人公(小次郎・まりな)の視点で、互いの事件を解決に導いていきます。
初めは全くと言っていいほど関連のない二人ですが、いつしか事件が複雑に絡み合い、二人の
ストーリは1つの線をたどることになるんです。

話の内容はどの作品も様々ですが、共通している点はクローンです。

クローン人間を造った者、利用する者、様々な状況が行き来し、主人公を巻き込みます。

プレイしていくうち、どんどん難しい方向へ誘われ、クローンについての見解、医療のあり方、人としての
道徳など、考えさせられることが多く、まるで長編小説を読んでいるような気分になります。

 
人物背景

 ★主人公★

●天城小次郎(アマギコジロウ) CV.子安武人さん
  私立探偵。女たらしで節操がないが、探偵としての腕前は一流。
●法条まりな(ホウジョウマリナ)CV.三石琴乃さん
  警視庁公安部所属。任務達成率99%オーバーのエージェント。



 ★共通する登場人物★

●桂木弥生(カツラギヤヨイ) CV.本多知恵子さん
  私立探偵・桂木探偵事務所の所長代理。勝気で男っぽい性格。本当はとても繊細。小次郎の恋人(?)。
●柴田茜(シバタアカネ) CV.かないみかさん
  フリーのカメラマン。小次郎に依頼を持ってくることもある。
●桂木源三郎(カツラギゲンザブロウ) CV.納谷悟朗さん
  桂木探偵事務所の所長で、弥生の父であり小次郎の師匠。謎の多い人物で本当の正体を弥生は知らない。

●甲野三郎(コウノサブロウ) CV.野沢那智さん
  警視庁公安部の本部長。まりなの上司で、まりなの腕を買い、まりなと共に難事件を解決していく。



ただ、作品によっては声優さんが変わってしまっているのが残念。
シリーズを通してプレイしているファンとしては、違和感があり感情移入しづらい・・・。


一応、作品は全て1話簡潔になっており、どこからスタートしても楽しめますが、初めからプレイすれば
話の筋が解り、より面白くプレイできると思います。



作 品 紹 介

 EVE burst error(イヴ・バーストエラー)  1997年発売 セガサターン  
ストーリー   ●私立探偵・天城小次郎はある人物に紛失した絵画の捜索を依頼される。    だが、それはただの絵画ではなく、重大な事件へと巻き込まれていく。   ●内閣調査室のエージェント・法条まりなは、エルディア駐日大使の娘、御堂真弥子の護衛を命じられる。    しかし、御堂真弥子をめぐり巨大な陰謀へと誘われていく。 感   想   この作品はEVEシリーズ第1作目で、かなりクオリティの高いものだと思います。   ストーリや声優陣、イラストに至るまで大好きです。   次々と起こる事件に、ハラハラし通しでした。   システムはシリーズ中、唯一と言っていいと思うんですが、小次郎とまりなが協力してハッキングする   という場面があり、サイトチェンジが面倒でしたが、楽しめました。   プリン(プリシア)や御堂真弥子の正体を知った時、「ウソだぁぁぁ」とか思いましたが・・・笑   個人的には小次郎と二階堂くんのやり取りが好きですね。   未だに二階堂=電車・新幹線・胃潰瘍の構図です(´▽`*)アハハ   最後に犯人の名前を入力するんですが、当たりなのかハズレなのか良くわかりませんでした・・・(;・∀・)
 EVE burst error PULS(イヴ・バーストエラー・プラス)  2003年発売 プレイステーション2  
  EVE burst errorのプレイステーションへの移植版。   ストーリーもキャストも同じだが、イラストが変わっていてショックでした。   他に最後の犯人入力がなくなっていたのもショック。   現在、セガサタ版のソフトがほぼ皆無のため、残念でなりません。
 EVE ZERO(イヴ・ゼロ)  2000年発売 プレイステーション  
ストーリー   ●柴田茜の紹介で家出少年の捜索の依頼を受けることになった小次郎。    ところが少年と小次郎の周りで様々な事件が起こるようになる。    謎を追ううち、小次郎の過去や少年の正体が次々と暴かれてゆく。   ●来日したフィルブライト財団の秘書の護衛・監視の任務を命じられたまりな。    しかし、フィルブライトの目的も監視の意図もつかめず、更に猟奇殺人が起きる。    更に少女失踪が絡みあい、複雑な謎がやがて一つに繋がっていく。 感   想   この話はburst errorの2年前の話になるようです。   色々と複雑な事件が絡み合い、ハラハラドキドキです。   ただ、話がちょっとSFしていて、初めてこの作品からスタートする人には、ちょっと   理解できないかもしれませんね。   私も何度かプレイしてようやく、「あ、そういうコトなんだ」って思いました(;・∀・)   個人的には氷室の母(?)がちょっと気になるトコロです。
 EVE The Lost One(イヴ・ザ・ロスト・ワン)  2003年発売 プレイステーション  
  正直言って、この作品のことはあまり覚えてません(;・∀・)   EVEという名前ではありますが、小次郎とまりなは脇役です。   主人公はまりなの後輩、桐野杏子(キリノキョウコ)となっています。   この作品はburst errorのシナリオを書いた方とは違うようです。   EVEシリーズの番外編のような作品です。
 EVE The Fatal Attraction(イブ・ザ・フェイタル・アトラクション)  2001年発売 プレイステーション  
ストーリー   ●安藤商事の社長のボディガードを依頼される小次郎。破格の報酬の裏側に潜む謎と    組織の影。安藤の双子の娘の謎も絡み、再び複雑な事件に巻き込まれていく。   ●猟奇殺人の生き残り・藤井ユカを保護しつつ、 感   想   TFAはburst errorの4年後のストーリー。PC版"ADAM"のプレステ移植版。   1作目では教育監視機構にいた氷室恭子(CV.松井菜桜子さん)がここでは天城探偵事務所   の助手になっています。(burst errorでそういう約束してた)   この作品はダーツカーソルを駆使して進んでいきます。タッチャブルビューシステム   というADAMで採用された新システムだそうです。   調べたい箇所にカーソルをタッチさせます。このシステムはPCではマウスが使えますが、   PS版はコントローラーを動かすのが大変。   今までとは違い、"ザッピングポイント"が難しくなっています。サイトチェンジタイ   ミングが合わないと、どちらも進まないという攻略本片手にプレイしないとならないところが難点。   ストーリーとしては、最後のまりなの性格がシリーズを通してプレイしてきた私にとっては、   違和感というかがっかりというか。・・・だってあんなまりな、ヤダよ・・・(・ω・` )   
 EVE PC版  
  PC版はほとんどがアダルト作品になっています。   ただ、ストーリーとはほとんど関連のないHシーンが多いと思うのは私だけか?(;・∀・)   PC版はTFAのみプレイしました。   新作だと思って購入したら、18禁だった・・・Σ(゚Д゚ υ)